経営者の声
イハラニッケイ化学工業株式会社 代表取締役社長 山梨 了志様
当社が社会にとって本当に必要とされる企業として安定的な成長をするには、社会から何を求められているかを会社全体でより理解を深める必要があると考え、まずは手本となる部長職以上と旗振り役の管理部門で3級を団体受験しました。学習を通じ、様々な制度や社会課題があり、それに対し当社の本業で如何に貢献し、また取り組みを進める事が重要であると再認識しました。今までもコスト改善の為の省エネ活動などの個々のサステナブル活動は行ってきましたが、目先だけでなく常に高い志と広い視野をもって活動をする事が、会社の活力向上には不可欠と考えました。また、社内の会話で自然とCSRを意識した言葉が増え始め、着実に社内の意識が変わってきている事を実感しています。今後も社内の意識の醸成を図り、社会の発展に当社が寄与出来るように活動を進めていきたいです。
株式会社大川印刷 代表取締役社長 大川 哲郎様
大川印刷は2004年に自社のパーパスをソーシャルプリンティングカンパニー®︎(社会的印刷会社)とし、本業を通じて社会課題解決を実践していくことを明確にしました。組織としてこの検定を受けることは、自分は「わかっているだろう」「できているだろう」と言った油断や驕り、そして「今まで通りやっていれば良い」と言ったマンネリを防ぐのに有効であると考えています。そしてそれら課題は経営者も同様であると考え、2級の検定を受けました。自分自身、理解や判断ができていると思い込んでしまい、実は理解できていなかったことなども今回気付くことができ、改めて理解を深めることができたと感じています。
株式会社みずほフィナンシャルグループ リテール・事業法人カンパニー 副カンパニー長 執行理事 川原 亮輔様 〈みずほ〉はお客さまとのエンゲージメントを起点に、企業のバリューチェーン・サプライチェーンにおける金融・非金融両面でのソリューションを提供し、サステナビリティの実現に向けた取り組みを支援しています。
金融は社会インフラとしての機能を担うと同時に、お客さまの経営課題に寄り添うパートナーとして、サステナビリティ・トランスフォーメーション(以下SX)を牽引する責任を負っていると感じています。
近年、サステナビリティ経営やサステナブルビジネスに着意のある中堅・中小企業が増加する中、〈みずほ〉のリテール・事業法人カンパニーでは、財務面だけでなく非財務面においても安心してご相談いただけるお客さまのパートナーとなるべく取り組みを進めています。例えば、サプライチェーンの脱炭素化や健康経営などのニーズに対応する外部ネットワークの活用や、サステナブルファイナンスの中堅・中小企業への展開など、お客さまのSX推進による企業価値向上を積極的にご支援しています。
お客さまとのエンゲージメントには、サステナビリティの知見を正しく身につけた人材が必要不可欠です。今般、従来の社内研修に加え、知見の向上を目的に本検定受験を推奨し、支店や本部スタッフの役職や年代に偏りなく約1千名が合格するに至りました。“守り”のみではなく、アウトサイドイン・アプローチで企業価値を高める“攻めのサステナビリティ”の議論など、従来以上に経営層と深い対話ができているといった声が現場からも届いており、CSR検定2級合格による「サステナビリティ経営エキスパート」の資格取得が、全社的なSX推進を後押ししていると実感しています。また、サステナビリティの知識は、今の時代を生きる社会人としても重要なものであり、個々人のキャリア開発にも大きな役割を果たしていくものと考えています。
今後もグループの総合力と本検定で社員が獲得したサステナビリティの実践知を活かし、お客さまの頼れる伴走者であるべく、SX推進を支援していきます。
プリンス電機株式会社 代表取締役社長 寺嶋之朗様
「CSRとSDGs 」 弊社は従来よりISO9001(品質),14001(環境),45001(労働安全衛生)に加え、横浜型地域貢献企業認定規格(CSRマネジメントシステム)の各マネジメントシステムを統合して、企業運営に取り込み、活動を行ってまいりました。
これらの活動の一環として、環境社会検定(eco検定)は第一回から受験を奨励し、私を含め合格者を多数排出し、またグリーン購入ネットワークの活動等、地域に密着した活動を行い、広報誌「環境・社会への取り組み」に纏め発行しております。
身近なマネジメントシステムの、目的・目標を持って実行している活動と、SDGsのゴールそしてターゲットを比べて見ると、距離的には遠い、近いがあるものの、同じ方向を目指している項目が多々あることに気づきました。しかし多くの社員は遠いところにあるものと捉えております。
これからは、企業としてSDGsを意識した活動が必要になると考え、体系的に勉強できるものはないかと思っていた昨年、CSR検定を知りました。早速、第10回3級試験にチャレンジして合格しましたが、CSRとSDGsの理解をすることに大いに役立ちました。
今年は社員の持っている〝距離感″を縮めるために受験を奨励したところ、多くの社員がチャレンジする事となりました。
今後は、社員の合格者が増加することで、サステナブルな経営を意識し、イノベーションが生まれることを期待しています。
山陽製紙株式会社 代表取締役 原田六次郎様
1)なぜCSR検定を社員に受けさせようと思ったか
「循環型社会に貢献する」という理念を実践知にするため「エコ検定」受験を始めた。「環境」だけでなく「社会的課題」へと視野が広がり、「CSR検定」が始まったのを機にエコ検定合格者の次のチャレンジとして始めた。
2)その結果、どんな良いことが社内で起きたか
企業内文化構築に役立った。メーカーから脱皮するために始めた新事業のコンセプトを社内で共有でき、既存事業を維持拡大しながら「環境に配慮した紙創り、サービス」を目指す企業革新の推進につながっている。
3)今後の抱負
ペーパーレス化の中で「紙の新しい価値」創造を目指す。水力発電に切替え、高度排水処理設備を導入した。「捨てられていた物」を資源として循環させる文化をつくり、お客様と共に「環境に配慮した紙」を創造したい。
株式会社Greenprop 代表取締役 川添克子様
私たちグループは持続可能な開発に関する課題の解決を図る役割があります。
グローバルな視点を持ち、ステークホルダーのニーズに応えながら、それを本業と結びつけビジネスチャンスとして価値を提供していく、CSRは本業戦略そのものと捉えています。
新CSR検定受験は社員へのCSR教育の一環として効果的に運用しています。
また、テキストはCSRの基礎知識や情報を体系立てて整理されているので、
より効率的に学習を進める上でも必須な教材となっています。
今後も積極的にCSR検定の普及を図り、受講の皆さんと共に豊かに通じ合う未来を創りあげていきたいと思います。
株式会社岐阜文芸社 代表取締役 飯尾 賢様
印刷工業組合のCSR認定制度に県内でいち早く取り組み’13年7月にワンスターを認定取得しましたが、もともと環境活動にも積極的に取り組んでいました。多くの従業員が検定を受けることで社内の環境活動だったものが地域社会という広義の課題に取り組む意識に変わったことで企業価値の重要性を再認識するきっかけとなりました。